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厄介な害虫南京虫(トコジラミ)の正体に迫る!

ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)という農薬により、姿を消したと言われていた南京虫ですが、ここ数年、被害増加が日本国内だけでなく、世界中で問題視されています。身体的・経済的にも大きな被害を及ぼすこともある南京虫に刺されてしまうと、どうなってしまうのでしょうか?今回は南京虫の知られざる生態をご紹介します。

何かに刺された?!

  • 【身体に現れた症状】
  • ・耐えられないほどの強い痒み
  • ・広範囲に渡る赤い発疹や水膨れ
  • ・リンパ節の腫れ

こんな症状の
時は・・・

犯人は南京虫?!

その正体、南京虫かもしれません…

南京虫の発生が疑われる場合、なぜ発生しているのか、どこに潜伏しているのか、などを調べる必要があります。このような調査を行うときに、南京虫の生態を知っておけばスムーズに作業が進むでしょう。ここでは、南京虫の調査をどのような概念で行うのかを紹介していきます。

プロファイリング①『侵入方法』

南京虫の侵入方法

海外からの渡航者や日本人の海外旅行者、インターネットの普及による流通の増加に伴い、南京虫も増加傾向にあります。南京虫の流入は以下のことが原因だと考えられます。

  • ・港湾地区に運ばれる海外の物流品(輸入貨物や中古品)に南京虫が付き、家庭や店舗などに侵入
  • ・海外旅行や出張帰りの日本人旅行者のスーツケース本体から、空港のトランクレーンを伝って持ち家に侵入
  • ・外国人宿泊客の衣服・手荷物、旅行カバンに付き、日本国内の旅館・民宿・ホテルに侵入

よく聞かれる被害が、外出先の海外の衛生状態の悪い格安ホテルで、南京虫に刺されたというものです。海外では有効な薬なども手に入れられず、そのまま南京虫を持ち帰ってしまう恐れもありますので、「持ち帰らない・持ち込まない」ことに十分に注意しましょう。

【南京虫が誘引されるもの】

南京虫はどのようにして吸血対象である人間や動物を探すのでしょうか?ここでは主に2つの方法を取り扱います。

  • 1.二酸化炭素
    南京虫は人が発する二酸化炭素を嗅ぎ分けるため、二酸化炭素は一種の誘因フェロモンではないか?と言われています。二酸化炭素のある場所を辿れば、自ずと人がいますので南京虫にとって、効率の良い吸血源の探し方なのでしょう。
  • 2.仲間の体臭
    南京虫は肛門付近にある分泌腺から誘引効果のある甘い匂いを発します。1匹が吸血すると他の南京虫がどんどん引き寄せられる仕組みとなっていますので、南京虫は一度に大群で刺すこともあります。

プロファイリング②『棲み処』

生息箇所

南京虫は飢餓環境下でも生きられるようになっていますが、出来るだけ手っ取り早く血を吸い、空腹を満たすことの出来る以下のような場所に生息しています。

  • ・農場
  • ・一戸建て住宅や集合住宅
  • ・商業施設
  • ・福祉施設
  • ・遊興施設

【特に南京虫の被害が心配される場所】

  • ・飲食店
  • ・介護施設

潜伏箇所

南京虫は英語ではベッドバグ(bed bug)と呼ばれています。

  • ・敷布団、掛け布団
  • ・ベッド周り
  • ・ベッド下

建物内の上記のような場所に潜伏していることが多いのが由来です。
ベッド以外にも以下のような場所にも潜伏します。

  • ・家財の凹凸部
  • ・厚手の衣料品
  • ・床の間や壁の割れ目・裂け目
  • ・入口ドアのすき間

トコジラミ発見!徹底的な駆除を!

もしも、
刺されてしまったら…?

掻かず、慌てず、
適切な対処を!

万が一南京虫に刺された場合、激しい痒みや皮膚の赤みといった症状が見られます。よく手の甲などの皮膚の柔らかい場所が狙われます。時には噛まれてすぐに症状が現れない時もあり

  • ・遅延型アレルギー反応により、刺されて何日も後に表れることがある
  • ・2か所以上刺されてからようやく抗体が出来る場合があることから、南京虫の被害の発見が遅れることもある

以上の点から南京虫の被害は発見が遅れるケースも多くあります。
南京虫は生命力が強いため、見つけたら出来る限り早く以下3つの対処を行いましょう。

  • ①薬の投与

    抗炎症作用に優れたステロイド剤の塗布、抗ヒスタミン剤の内服が効果的です。

  • ②駆除

    薬剤と散布、業者への依頼のような方法で駆除が行えます。

  • ③予防

    布団を天日干しにしたり、熱い乾燥機にかけたりすると、熱に弱く、常温でしか生きられない南京虫を駆除できます。アロマオイルや竹酢液も忌避効果を発揮することがあります。吸血被害軽減のためにも是非行ってみましょう。

南京虫の侵入防止を1人で行うのは難しく、一度侵入を許してしまうと1人で完全に駆除をするのは極めて困難です。
しかし、被害を少しでも小さくするためには、定期的な清掃や対策が大切になります。出来るだけ室内を清潔に保ち、刺された患部の炎症が酷いようであれば、病院などで治療を受け、少しでも被害が悪化していると感じたらすぐに業者に相談しましょう。

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