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ダニの生態を知れば、効果的な駆除への近道!予防策も紹介します

ダニの生態を知れば、効果的な駆除への近道!予防策も紹介します

ダニは、私たちの健康を常に脅かす危険性のある存在です。人を刺すことで強い痒みをもたらすだけでなく、その死骸やフンのせいでアレルギー症状がでてしまうおそれもあります。小児喘息の原因の約8割が、ダニになるといわれているため、お子さんがいらっしゃるご家庭ではなおさら気を付けなければなりません。

本コラムでは、家に棲みついているダニの効果的な退治方法と、季節ごとの対処法をご紹介します。常日頃からダニがいない生活をできるだけ保つことで、ご自分と大切なご家族の健康を守ることの助けになることができれば、幸いです。

ダニの生態

自分でもおこなえる駆除方法について紹介する前に、まずはダニの生態について紹介します。なぜなら、ダニが一体どんな存在なのかよく把握することこそが、効率のよい駆除や効果的な予防につながるからです。

身体的な特徴

ダニの生態といっても、他の生物と同様に、種類によって若干の違いが生じます。しかし、ダニは世界中でおおよそ20,000種以上存在するといわれており、そのすべての生態について網羅することは、ほぼ不可能です。そのため、ここでは私たちの生活と関係性が強いとされている『チリダニ』『コナダニ』『ツメダニ』の3種類に焦点を当てて、紹介していきます。

まずダニは節足動物門ダニ目に分類される生物であり、基本的に幼虫は足が6本あり、若虫や成虫になると足が8本に増えるのが特徴です。翅(はね)はありませんが、目や口はあります。卵から幼体になり、幼体が若体になって成体と大きくなるのが、成長の流れです。

チリダニは大きくなっても~0.3mm程度です。コナダニの体長はチリダニよりも少し大きい個体が多く、成虫のサイズは0.3~0.5mmとされています。そして最後にツメダニですが、その名の通り、大きなツメをもっていることが最大の特徴です。体長はコナダニよりも大きく、成虫で約0.3~0.8mmになります。

寿命と繁殖力

ダニの寿命は個体によって多少の差がでますが、基本的には2~3ヶ月と、他の生物と比べると短いほうです。しかし、たとえ寿命が短いとしても、ダニには私たちの生活にとって脅威となる要素が他にあります。それは強い繁殖力です。

ダニは一生のうちに、50~100個もの卵を産みます。そのため、個体の寿命は短いけれど、適切な対策をとらなければ、次から次にダニは増えていってしまうのです。

だからこそすでにいるダニは効率よく駆除をおこない、そして常日頃から時期に合わせた最適な予防をおこなわなければなりません。

ダニが好む場所

種類によって違いますが、ダニは一般的に隠れることができ、かつ高温多湿になっている場所を好みます。特に温度が20~30℃、湿度が60~80%で保たれているような環境は要注意です。日本の気候とこの条件を照らし合わせてみると、特に梅雨時や夏場にはダニが発生しやすいことになります。

しかし、たとえ冬場であったとしても、暖房や加湿器を使う場合は、注意しなければなりません。暖房と加湿器によって室温が20~30℃、湿度が60~80%に保たれてしまえば、ダニの活動しやすい環境になってしまうからです。最近では暖房や加湿器を使わない家のほうが少ないでしょうから、多くの家で冬場にもダニは大量繁殖していることになります。

温度や湿度以外の条件だと、カビやホコリ・人のフケや垢が多い場所も、ダニはとても好みます。なぜなら、それらはダニのエサになるからです。エサが豊富なところを好まない生物はいません。当然ダニもそれに当てはまります。

家の中のダニは3種類

家の中に生息しているダニは、『屋内塵性(おくないじんせい)ダニ類』と呼ばれています。それに分類されるダニの中でも、特に『チリダニ』『コナダニ』『ツメダニ』の3種類が、私たちの生活と深い関係になる存在です。これらのダニは、それぞれ、潜んでいる場所が少しずつ違います。

チリダニはほぼ1年中生息しているといわれる種類です。ホコリや人のフケ・垢を主なエサにしています。布製品に好んで潜伏するため、一般的に家の中で狙われる場所は、絨毯やカーペット、布団やソファーです。

コナダニは、特に高温多湿を好む種類であるため、梅雨時に増殖するといわれています。食品類であれば基本的にエサにしてしまうコナダニは、そのエサである食品に潜むことが多いです。しっかりと対策をとっておかなければ、米びつや小麦粉の袋にも発生してしまいます。

最後にツメダニですが、このダニはチリダニやコナダニといった他のダニをエサにすることもあるため、他のダニが生息している場所に潜むことが多いです。つまり、他のダニと主な生息場所が重なるため、チリダニのように布団やソファーといった布製品や、コナダニのように食品類にも発生するということになります。

ダニが原因でこんな症状が……

ダニの生態を知れば、効果的な駆除への近道!予防策も紹介します

ダニは、すべての種類が人に害をもたらすわけではありません。しかし、前述した『屋内塵性(おくないじんせい)ダニ類』に含まれる3種類のダニの中には、健康に悪影響をもたらすものもいます。ダニが人に与える悪影響について紹介しますので、危機感をもつきっかけにしてください。

ダニに刺されることによる強い痒み

チリダニとコナダニは、一般的に人を刺すことはないとされています。しかし、そういったダニをエサにしているツメダニは、人を刺すことがあります。刺されると、強い痒みをともなう発疹のような症状があらわれます。

ダニの死骸やフンによるアレルギーや喘息

ダニはアレルゲンの代表的な存在といえます。ダニの死骸やフン、抜け殻などを触ってしまったり、吸い込んでしまったりすることによって、アレルギー症状が現れるので注意しなければいけません。ダニアレルギーは、生まれつきもっているだけでなく、許容できる量を超えて触れたり吸い込んだりすれば、誰の身にでも起きてしまうおそろしいものです。

ダニが原因によるアレルギーには、アレルギー性皮膚炎・アレルギー性喘息・アレルギー性鼻炎・小児喘息があります。そのため、小さなお子さんも含め、強い痒みや止まらない咳、鼻水などといった症状が現れたら、病院で一度診察を受けるとよいでしょう。ダニアレルギーと診断された場合は、居住空間からダニを駆除することによって、快復する可能性があります。ぜひ適切な対策をおこなってください。

『ダニ退治の手順1』今いるダニを退治しよう!

ダニの駆除は一筋縄ではいきません。思いつくやり方をやみくもにやるのではなく、効果的な方法を講じることで効率的に駆除することが可能です。効率的なダニの駆除をするためのポイントをいくつかご紹介いたします。

ダニは場所ごとに対策するのがベスト

布団やカーペット
最も効果的な退治方法は、高温乾燥機を使うことです。家にそんな設備がない人は、近くのコインランドリーに持っていきましょう。大半のコインランドリーには、大型の高温乾燥機が設置してあります。大体20~30分ほどで、ほとんどのダニを退治できます。

タンスや衣装ケース
特に長いこと開けていないタンスや衣装ケースには、収納してある衣類にダニが潜んでいるおそれがあります。そういったタンスや衣装ケースがあれば、中にある衣類をまとめて高温乾燥機にかけましょう。

ソファー
最も効果的な駆除法は、スチームアイロンを使うことです。アイロンの性能によっては奥のほうに潜むダニは駆除できない場合もありますが、それでも大量のダニを駆除できます。スチームアイロンを使用したあとは、ソファー内部に湿気が溜まってしまっているので、ドライヤーなどでしっかりと乾かしてから、掃除機を全面にかけるようにしましょう。


自力での駆除は極めて難しいです。まだそれほど繁殖していないときであれば、スチームアイロンをかけることが効果的ではあります。しかし、畳が焦げてしまわないように、細心の注意を払ったうえでおこなう必要があります。

ダニが大量に発生したら『燻煙剤』で一気に駆除!

市販されているダニ駆除用の燻煙剤を使えば、室内のダニの多くは一斉に駆除できます。引き出しやクローゼットはすべて開け放ってから使いましょう。家電や観葉植物を別室に移動させたり、カバーを被せたりすることも忘れてはいけません。そうした準備が済んだら、部屋の窓とドアを閉め切って使います。商品に記載されている時間が経過したら、換気をおこなって終わりです。

処理後はダニアレルゲンの除去もしっかりと

どんな方法であれ駆除をおこなったあとは、必ず掃除機をかけてキレイにしましょう。ダニは死骸であっても、人間にとって悪影響をおよぼします。駆除しただけで済ませてしまっては、ダニアレルギーが発症するおそれもあるからです。

『ダニ退治の手順2』季節ごとの対策でダニ予防

ダニの生態を知れば、効果的な駆除への近道!予防策も紹介します

ダニは一度繁殖させてしまうと、徹底的に駆除することは容易ではありません。そのため重要になるのが、どう繁殖させないのかということになります。そこで重要になってくることが、季節ごとに最適な対策をとることです。

ダニが活発になる時期は繁殖を防ぐために少しでも駆除し、ダニの活動が落ち着いたあとは死骸やフンといったアレルゲンの除去に徹します。そういったダニの状況に合わせた対策をこうじることによって、日々の生活をダニから守ることにつながるのです。

梅雨~夏

枕やマットレス、布団や毛布といった寝具類は、人のフケや垢が付着しているだけでなく、人の汗や体温によって常にダニが繁殖しやすい環境です。そのため、常日頃から天日干しをおこなって湿気を減らしたり、布団用掃除機をかけたりして、ダニが繁殖するのを抑制しましょう。ダニ捕りマットやダニ除けスプレーを使うのも効果的な予防になります。

クローゼットや押し入れには、乾燥材や除湿剤を置き、日常的に換気をおこなうようにしましょう。ぬいぐるみなどの布製品の小物は、丹念に掃除機をかけたり、中性洗剤を使って洗ったりすることもダニ対策になります。ダニ除けスプレーの中には、子どもやペットに害のないタイプも販売されているので、そういったものを使うのも効果的です。

ダニの寿命は長くても3ヶ月ほどなので、ダニが最も繁殖しやすい梅雨時や夏場を無事に乗り切ることができればひと安心と考えてしまう人もいるかと思います。しかし、そうではありません。なぜなら、ダニの死骸やフンが残っているからです。それをできるだけ取り除かなければ、アレルギーなどを発症するおそれがあります。注意してください。

寝具類にある死骸やフンは、掃除機や専用のクリーナーで吸引しましょう。シーツやカバーの中で洗濯できるものがあれば、できるだけ洗ってください。布団などを丸洗いすることによって、アレルゲンを減らすことができます。

クローゼットや押し入れも、可能な範囲はどこも掃除機をかけてください。衣替えのために長い間しまっていた服を着用する場合は、潜んでいたダニの死骸やフンが付着しているおそれもあります。着用する前にすべて洗うようにしましょう。

冬~春

通常であれば、ダニにとって生息しづらい時期です。しかし、油断はできません。暖かい快適な空間は、ダニにとって生息しやすい空間にもなりかねませんので、注意が必要です。暖房や加湿器を使う家庭であれば、なおさら気を付けましょう。

特に暖房器具の近くや結露が生じやすい箇所は、高温多湿といったダニの好む環境といえるので繁殖しないように、対策しなければなりません。コタツ布団やホットカーペットといったこの時期特有のものもダニが発生しやすいため、定期的に掃除機をかけたりダニ除けスプレーなどを使ったりして、できるだけ駆除しましょう。

ダニ退治は業者に依頼する方法も

ダニは日頃からの対策で、繁殖しないようにすることが最も大切です。しかし、自力でダニを徹底的に駆除することは、まず不可能です。それほどダニは厄介な害虫なのです。ダニを本格的に駆除したいという人は、信頼のおける業者に依頼することをおすすめします。

ダニ退治を業者に依頼するメリット

ダニは駆除しきれずに僅かでも残ってしまった場合、その強い繁殖力で次から次に数を増やしてしまいます。個人の力ではやれることにも限界があるため、ダニを部屋から徹底的に駆除することはまず不可能です。その点、プロの業者であれば、一度の作業でそれが可能なので、本格的に駆除したい人には依頼するメリットがあります。

さらに、ダニが生息している部屋というものは、そもそも環境を改善しなければ、駆除してもまたすぐに棲みついてしまうおそれがあるため、それに対する処置も必要です。しかし部屋の環境改善というのも、個人でおこなうには限界があります。

プロの業者であれば、なぜダニが発生するのか根本的なところを突き止め、最適な方法で改善してくれます。一度依頼してから、あとは日常的にしっかりと掃除などで部屋を清潔に保つことができていれば、しばらくしてまたダニに悩まされるということも少なくなるでしょう。

業者選びは慎重に

どのようなトラブルを解決するときであれ、信頼のおける業者に依頼しなければなりません。ダニ駆除を依頼する業者を選ぶ際は、以下のポイントで判断することを推奨します。

駆除内容に対して明確に説明してくれるかどうか
必ずどのような駆除をするのか、事細かに説明してくれる業者を選びましょう。わからないことが少しでもあれば、どんな些細なことであっても質問してください。そういった疑問点に対して、納得いくまで丁寧に説明してくれる業者でなければ信頼してはいけません。

無料で見積りをおこなっている
正確な見積りを無料でおこなってくれる業者は少なくありません。お金をかけないでも丁寧に見積りをだしてくれる業者がいるのに、わざわざ費用を請求するような業者を選ぶ必要もないので、無料見積りをおこなっている業者にしましょう。

見積り費用で確約してくれるかどうか
業者の中には、着手した後にさまざまな理由を付けて、見積り以上の金額を請求してくるような業者もあります。見積り時の費用以上は請求しないと、約束してくれる業者を選びましょう。

実績が豊富かどうか
実績が豊富ということは、それだけ多くのダニ駆除をおこなってきたということです。それはつまり、大勢の人から信頼されているともいえます。できるだけ豊富な実績をもっている業者に依頼してください。

以上が業者を選ぶ際のポイントです。これらのポイントを抑えている業者は信頼できる可能性が極めて高いといえます。しかし、あくまでも代表的なものばかりです。紹介したポイントは最低限の基準として、他に自分なりの注目すべき点があるのなら、それもしっかりと満たしている業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

ダニの寿命は比較的短いけれど、とても強い繁殖力をもっています。そのため、一度の駆除で本格的に部屋から取り除くことができないとなると、自力で駆除してもまたすぐに繁殖してしまうおそれがあります。さらに、ダニが繁殖した部屋は、そもそもダニにとって好ましい環境である可能性が高いため、部屋自体の改善が必要かもしれません。

ダニの徹底的な駆除も、ダニにとって好ましくなっている環境の改善も、自力でおこなうのは極めて困難です。そのため、ダニと本格的に関係を断ちたいのなら、プロの業者に依頼することを推奨します。

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