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南京虫の徹底対策!被害をなくす駆除方法と予防法まとめ

南京虫の徹底対策!被害をなくす駆除方法と予防法まとめ

 

ニュースでもたびたび耳にする南京虫。トコジラミという名でも知られるこの虫は、刺された箇所が赤く腫れあがり、かゆみに悩まされるため、とても厄介な存在です。

 

非常に小さな体をしているため、家中のほんの小さな隙間にも入り込み、住みつく恐れがあります。被害に遭っていれば存在を確認できますが、刺されたりといった被害がない限り、見つけることはきわめて困難でしょう。

 

家から追い払いたい南京虫は、どのようにして撃退すべきでしょうか?また、予防方法はあるのでしょうか?この記事では、南京虫の生態から駆除・撃退方法まで総体的にご紹介します。知識を身に付けて、南京虫の危険とおさらばしましょう!

 

 

 

目次

 

トコジラミの対策をする前にどんな虫かを知ろう

まずは生態を理解するところからはじめてみましょう。南京虫の特徴や生活動向を知っているのと知らないのでは、駆除の効果が大きく変わります。駆除するにあたって、どんな場所に住んでいて、どのように繁殖するのかを知っていないと、対策のしようがありません。

 

今すぐ駆除・予防するのではなく、まずは基礎知識から身に付けましょう。

 

 

トコジラミの生態

トコジラミ(南京虫)は、体長5~8ミリのとても小さな虫です。名前だけ見ると衛生害虫としておなじみのシラミの一種かと思うかもしれませんが、実はカメムシ目に分類される虫なのです。トコジラミの巣はカメムシのニオイを放っていることもあります。

 

トコジラミの寿命は約1年。しかしながら、この短い人生のなかでメスは生涯で500個近くもの卵を産むといわれています。繁殖力のすさまじさが伺えるでしょう。トコジラミは夜行性ですが、人間が寝静まった夜だけでなく日中も動き回ります。

 

トコジラミが成長するうえで欠かせないのが血です。トコジラミは吸血性の虫で、卵から孵化してから死ぬまで、人間や犬猫などペットの血を吸って生きます。血の中の必要な養分を吸収した後、黒い血糞を生息場所周辺に排出します。

 

 

トコジラミの被害原因は「旅行先」!?

戦後、衛生環境が向上したために日本ではトコジラミの数が劇的に減っていました。そのためトコジラミの被害に遭ったことがない人は多いでしょう。しかし、海外との人とものの行き来が盛んな今、トコジラミの脅威は日本で大きくなりつつあります。

 

 

ホテルや旅館にトコジラミが住みついていることがあります。日本のホテルには誰かが海外から日本にトコジラミを持ち込むと、周りの人にも被害が及んでしまいます。宿にいたトコジラミを家に持ち帰れば、家族やご近所さんもトコジラミの危険にさらされる可能性があるでしょう。

 

海外旅行に行く際、ホテルに宿泊する際はとくに注意が必要です。ほんの小さな虫なので、旅行バッグや服の隙間に入り込んでそのまま日本に連れて帰ってきてしまうこともあるのです。とくにアジア諸国とアメリカはトコジラミの生息数が多いことで知られているので、注意しましょう。

 

 

トコジラミが好みやすい環境

トコジラミを対策するうえで、トコジラミが好む環境をあらかじめ知っておく必要があります。具体的にいうと、気温が約25度かつ湿度は約60度以上の場所は、トコジラミにとって快適な環境なのです。その条件に当てはまる季節、つまり春先から夏にかけての被害が最も多いといわれています。

 

また、気温の下がる冬だからといってトコジラミが発生しないわけではないため、油断は禁物です。暖房や加湿器によってトコジラミが住み着いてしまう可能性があります。部屋は寒くて布団の中が暖かい場合など、さまざまな条件でトコジラミは発生します。

 

さらには換気が少ない部屋など、トコジラミが発生するさまざまな要因があります。そのため、なかなかトコジラミの被害が減らないのです。

 

 

トコジラミが人に与える影響

トコジラミが人に与える影響のなかで、代表的なものに「かゆみ」があります。表現しがたいほどの激しいかゆみは、トコジラミの吸血によって注入される成分が原因です。その結果、アレルギー反応によって激しいかゆみを引き起こすのです。

 

しかし、このかゆみは1回の吸血では発症しません。数日経ってから見つかることがほとんどなため、大変やっかいでしょう。激しいかゆみがしつこく続くため、無意識で掻いてしまいます。

 

さらに、糞や死骸などによって部屋の衛生面も悪化してしまう可能性もあるのです。

 

 

 

【駆除】トコジラミを根絶!退治する方法

【駆除】トコジラミを根絶!退治する方法

 

できることなら、一刻も早くトコジラミの駆除を一刻も早くおこないたいですよね。しかし、とても小さい虫であるトコジラミの発見はとても難しいのです。ここでは、トコジラミの確認方法と、駆除する方法をご紹介します。

 

 

方法1:トコジラミがいるか確認

まず、あなたの部屋にトコジラミがいるかどうかを確認してみましょう。トコジラミは蚊と同じように、生物が吐き出す二酸化炭素に反応して集まります。お皿の上にドライアイスを置いて、夜中に設置しておくといいでしょう。

 

さらに、トコジラミは吸血した後潜んでいる場所付近に糞を落とします。もし、ティッシュなどにのせて水滴をたらすと、血がにじんでくることがあります。その場合、トコジラミのものである可能性が極めて高いでしょう。

 

 

方法2:駆除薬剤を散布する

一般的に、トコジラミは駆除薬剤を使用して駆除することが多いです。しかし、トコジラミの中には薬剤耐性が高いものもいるため、次に紹介する方法と併用しておこなってみましょう。

 

 

方法3:熱や冷気で駆除をする

上記の駆除薬剤と併用しておこなっていただきたいのがこちら。トコジラミも生き物なので、体内に水分を含んでいます。そこに、致死レベルの高熱や冷気を与えて駆除することができるのです。衣類を熱風の熱乾燥機にいれ、ビニール袋などに密封させます。その都度取り出して使用することで、トコジラミの入る隙間をなくします。

 

また、もし自宅でおこないたい場合は「アイロンのスチーム」のほか、「ドライヤー」で乾燥させましょう。少しでも湿気が残ってしまい、トコジラミが温床化してしまうのをふせぐためです。

 

今後使用しない衣類は、ゴミ袋など大きな袋を二重にして閉じ込めましょう。1ミリのすき間もつくらないように、破損した場合はガムテープなどでふさぐようにします。これによって、トコジラミの寿命がくるのを待ち、自然に駆除することができます。

 

ちなみに、トコジラミはダンボールが好きなので、被害に遭ったダンボールは必ず破棄しましょう。

 

 

トコジラミ駆除はかなり難しい

トコジラミの最大の難点は「見つけるのが非常に困難」という点です。よほど初期の段階でないと、見つけるのはとても難しいでしょう。

 

そのため、早い段階からプロにお願いしておくのが無難ですね。

 

 

 

【予防】トコジラミの被害にもうあわない!効果のある予防法

【予防】トコジラミの被害にもうあわない!効果のある予防法

 

トコジラミは、部屋が清潔であっても発生します。そのため、日々の対策がきわめて重要になってきます。ここではその予防法についてご紹介していきます。

 

 

建具や家具を変えてみる

被害があまりにひどい場合は、家具などを一通り変えてみるとよいかもしれません。費用は掛かってしまいますが、感染は防ぐことができるでしょう。もし畳などに繁殖してしまった場合は駆除が特にむずかしいので、交換しておいた方がよいでしょう。

 

また、トコジラミはつるつるとした場所をのぼることができないので、鉄製などのベッドフレームを選ぶとよいでしょう。

 

 

旅行先で拾ってこないように気をつける

海外旅行などへ行く際は、トコジラミの侵入を防ぐためにスーツや旅行バッグをビニール袋に包んで入れておくとよいでしょう。

 

また、寝るときは長そでを着て寝るようにします。トコジラミは熱に弱い虫であるため、旅行で着ていた衣類を60度以上のお湯に1分ほど浸けておくとよいでしょう。

 

 

駆除剤や忌避剤を使用する

旅行へもっていくカバンすべてに、パラジクロロベンゼンなどの防虫剤を入れるようにすることで、事前に対策をしておくことができます。

 

そのほかにも、スプレータイプやハーブタイプのものがあるので、自分の生活などにあった駆除剤を選ぶとよいでしょう。

 

 

 

まとめ

 

● トコジラミはカメムシ化に分類される虫である

● トコジラミの寿命は約1年で、すさまじい繁殖力をもつ

● トコジラミはアメリカやアジア諸島に多く生息するため、旅行先が原因

● トコジラミの与える影響は、激しいかゆみが代表的

● トコジラミは熱に弱い

● 見つけるのが大変困難なため、トコジラミの駆除に困ったらプロに相談しましょう

● トコジラミが侵入するまえに、対策をすることが大切